痛みとは

様々な痛みの
特徴を知る

痛みには様々なタイプがあります。痛みの原因と特徴について、詳しくご紹介します。

痛みの分類

医療の世界においても、痛みとは何かと定義するのは簡単ではありませんでした。国際疼痛学会(IASP) では、痛みとは、「組織の実質的あるいは潜在的な障害に伴う、あるいは、そのような障害を表す言葉で表現される不快な感覚あるいは情動体験」と定義されています。痛みは、急性疼痛と慢性疼痛に分けることができますが、その他にも痛みを分類する方法はたくさんあって、さらにお互い重なる部分も少なくありません。一般的な痛みの分類は、以下のようになります。

侵害受容性疼痛: 身体が損傷を受けることでおこり、身体を保護する役割を果たします。関節痛や、変形性関節症、腰痛、スポーツ外傷、手術後の痛みなど、身体性の痛みがこれにあたります。

炎症性疼痛: しばしば、筋肉や骨の軟組織の損傷によっておこります。だいたいは局所的な痛みで、鈍痛のこともあれば、ずきずきする痛みの事もあります。肩や、骨盤のあたり、手指に発生することが多いのですが、腰に発生することもあります。

神経障害性疼痛: 体性感覚をつかさどる神経の損傷や機能障害によって生じます。身体のダメージや病気によって発生し、身体のどこにでも起こる可能性があります。身体的所見がないことも少なくありません。その痛みは、焼けるような痛みだと言われることもあれば、ずきっとくる、電撃が走る、ひりひりすると表現されることもあります。神経障害性の痛みは、身体が損傷を受けたあと数日から数週間経って起こる傾向があります。痛みが出たり収まったり、強くなったり弱くなったりと、頻度や程度に波があるのが特徴です。痛みの元が特定できない事も多く、原因が思い当たらないこともあります。

*Differential Diagnosis: Nociceptive and Neuropathic Pain. Bruce Nelson, MD, 1 June 2006

身体に痛みを覚えた経験がある人々のうち、65%の人が、少なくとも週に1回、身体に痛みを感じています。*(n=7,050)

原因

痛みが現れるきっかけは様々です。原因が一つだけというケースは、むしろ少ないかもしれません。多くの場合、複数のメカニズムが絡み合っている可能性があります。たとえば、炎症は、しばしば侵害受容性疼痛に見られますし、神経障害性疼痛にも見られます。

身体性の痛みと炎症性の痛みは、組織の損傷が原因となって生じます。組織の損傷は、繰り返し外傷を負ったり、身体を酷使したり、逆に使わなかったり、間違った使い方をしたり、といったことで起こります。
一方、神経性の痛みは、神経そのものが損傷、または機能障害をおこすことによって生じます。神経の損傷や機能障害によって、中枢神経に間違ったシグナルが送られ、痛みが生じます。

侵害受容性疼痛と、神経損傷性疼痛は、急性疼痛の場合もあれば、慢性疼痛となることもあります。急性疼痛は、あなたに「危ない」という信号を送っています。ホットプレートに触れた時などがそうです。「損傷がある」と伝えていることもあります。痛みの発生は突然で、長くは続きません。損傷部位が回復すれば痛みはなくなります。慢性疼痛の場合はもっと深刻で、痛みがなかなか取れず長引きます。
その場合は、医療機関で治療を受けるようにしてください。

**GSK Global Pain Index Research 2014, report, p.8

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